お年頃女性に急増中!妊活のための派遣という選択
最近、30歳前後の女性がライフステージの変化に合わせ、正社員から派遣社員に切り替えるという事例が増えているそうです。
彼女たちはなぜ派遣社員を選ぶのか、また企業側からみた彼女たちと働くメリットを考えてみました。
なぜ彼女たちは派遣を選ぶのか
これを読んでいる女性の中にも、「帰宅時間なのに、上司に仕事を振られ、断れずに引き受けてしまった」「後輩の指導に時間がかかり、自分の仕事を家に持ち帰って仕事している」というような経験がある方はいませんか?
このような経験がある方は、「査定に関わるのではないかと思い断れない」「職場の人間関係を円滑に保ちたい」など、人間関係・評価を気にして行動している傾向があるかと思います。
その結果、そのストレスがチリツモとなり、このままでいいのだろうか。と悩み、中には体調を崩してしまい、働き方を考える悩みのタネになっているようです。
また、30歳前後というお年頃世代に多い悩みが、「妊活」です。
妊活に上記のようなストレスは大敵。
遅くまで働くスタイルで、規則正しい生活ができない。
残業が多く、仕事をコントロールできない、などという理由から、
残業がなく、柔軟な働き方ができる派遣社員へ切り替える人が続出しています。
「元同僚が派遣に切り替え、仕事とのバランスをとり生活リズムを整えたところ、妊活がうまくいったと聞いたので、自分も派遣社員という選択肢が生まれた。」と、友人や元同僚といった身近な方の口コミの影響も大きいようですね。
派遣社員に切り替えるメリット
それでは、妊活をしたい方が派遣社員に切り替えるメリットを考えてみましょう。
自分らしいスタイルで働ける(勤務地・勤務時間・期間などが選べる)
先ほど触れた妊活の他に、介護や子育て、または副業など、仕事の他にやりたいことがある人にはとっては、勤務地・勤務時間・期間などを選ぶことができ、柔軟な働き方が可能となります。
派遣会社の担当者に自分の希望を伝えるだけで、ぴったりな仕事を紹介してくれるので、安心です。
突発的な残業がない
これは派遣先の企業にもよりますが、派遣は基本的には分単位で残業代が支給されます。
また基本的には残業がない、もしくは定時以降に仕事を振られることはありません。
これまでのキャリアを生かすことができる
これまで頑張ってきた経験は無駄になるのか?と落ち込む必要はありません。
その経験があるからこそ、中には高時給で勤務可能な仕事もあるので、自分の得意なスキルを活かすことができます。
仕事以外に実現したいことがある人には、自分らしいスタイルで働けることは大きなメリットですよね。
現在は派遣という働き方での仕事のバリエーションも増えており、今までの経験を活かしながら自分らしく働くことができ、派遣社員への切り替えのメリットは多くありそうですね。
企業が派遣社員を採用するメリット
では次に、企業側のメリットを考えてみましょう。
お得に優秀な人材が雇える!?
上記のような妊活希望の女性から話を聞いていて共通することが、「責任感が強い」「協調性がある」という性格であること。
「元接客業界のエリアマネージャー」「元教師」「元金融業界」など、責任感を持って仕事していた経験のある人材が、派遣会社に登録しています。
繁忙期に限定して採用することができる
人手不足の際に、派遣社員を利用すれば、すぐに必要な人材を確保できます。
職種・仕事内容によっては、即戦力を採用することも可能です。
コスト削減(教育コストが少ない、業務効率化を図りやすい)
教育コストが少なく済み、また専門性の高い人材を採用することで効率化を図ることができます。
繁忙期に他部署の人に手伝いを依頼する、アルバイトを採用するが結局社員が研修する。
など、社員の方にしわ寄せがいってしまった経験はありませんか?
在籍している社員にとっても、派遣社員を雇用することはメリットが多いといえそうですね。
最後に
妊活を気にし始めるお年頃世代は、企業によっては役職が与えられたり、中堅以上となるので、仕事での責任も大きくなり、仕事とプライベートのバランスを取るのがとても難しくなります。
時間と仕事をコントロールできない状況から脱するために派遣という選択肢があっても良いかもしれないですね。
企業からすると、経験者の正社員雇用は年々採用難易度が上がっています。
また採用スケジュールは募集・説明会・面接、と多くの工程があり、ただでさえ人手が必要な時に、これらの作業を普段の仕事と並行してすることは、企業(人事)にとって大きな負担となりますよね。
人手不足の際に、派遣社員を利用すれば、すぐに必要な人材を確保でき、業務の効率化もはかれます。
さらに、妊活など様々な事情で派遣社員へと切り替えた人材の中には、責任感が強く、他人を思いやることのできる、中途社員採用ではなかなか見つけることができないような人材が見つかるかもしれません。
派遣社員という選択は、働く側にも採用する側にも、双方にとっていい選択となりそうですね。
大手化粧品会社にて4年半、大手人材会社にて2年勤務後、現在は外資ITにて、業務改善ツールを担当。
webライターとしても活動中。