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採用活動も SNSの時代!?「ソーシャルリクルーティング」とは

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採用活動も今や SNSの時代と言われています。皆さんの会社ではいかがでしょうか?
SNSを活用した採用手法は、「ソーシャルリクルーティング」と言われています。最近は企業が自社のSNSを活用してブランド認知拡大を図ったり、社内のリアルな声を発信し、企業文化を発信する動きが増えてきましたよね。特に、設立の浅いベンチャー企業やスタートアップ企業では、自社の情報を幅広く伝えるとともに、ソーシャルリクルーティングを取り入れているケースがあるようです。大手企業でもコロナ禍によるオンラインの加速で、ソーシャルリクルーティングを取り入れていることが増加しています。
今回は、SNS活用、ソーシャルリクルーティングとはどんなものか。そのメリットや注意点と、各SNSの特徴に応じた効果的な活用方法についてご紹介します。

SNSの特性を活かした採用手法が急増化

ソーシャルリクルーティングは、海外では多く活用されていますが、日本ではまだ歴史が浅いため、まだあまる活用されていません。日本ではいまだ求人サイトへの掲載や人材派遣・人材紹介会社を利用した採用が一般的のようですね。
ですが、日本でもSNSの利用者数が年々増加しているのはご存知の通りですが、ICT総研の調査のデータを見てみると、2020年時点で日本のSNS利用者数は7,975万人、2022年には8,241万人へ拡大すると予測されています。こうした背景も影響し、経営者自らが自社の採用状況についてSNSで発信したり、社員がSNSで発信しているような企業も増えています。
参照:ICT総研|市場調査・マーケティングカンパニー (ictr.co.jp)

SNS採用の4つのメリット

個々の人が自由に発信できるようになり、SNSと私たちの生活は切り離せないものとなっていますが、実際企業が
SNSを
取り入れて採用活動を行うと、どんなメリットがあるのでしょうか?

①転職サイトに登録のない”転職潜在層にアプローチできる

転職サイトに登録をしていなくても「良い会社があったら転職をしたい」と思っている候補者は実は数多くいます。このような”転職潜在層”に直接アプローチをすることができるのはSNSならではの特徴と言えるでしょう。また、”転職潜在層”の中には、転職サイトや転職エージェントなどの一般的な採用媒体では出会えない”優秀層”がいる可能性もあり、即戦力と出会えることも少なくありません。

②採用コストを大幅に削減できる

SNSを活用して候補者にアプローチし採用が決定すれば、採用コストを大幅に削減することができます。一般的に求人広告の掲載量は15万円~30万円、また、転職エージェントを活用した採用においては、候補者のオファー年収の約30%のコストがかかります。さらに、入社受け入れの為の備品準備など費用がかかることを見越すと、可能な限りコストを抑えたいですよね。ソーシャルリクルーティングのみで採用活動をすることは難しいかもしれませんが、通常の採用手法と合わせて取り入れることで、大幅にコストを抑えることができます。

③SNSの拡散性を利用してファンづくりができる

直近で採用活動をする予定が無くても、日頃から定期的に発信をすることで企業のブランディングやファンづくりに繋がります。日頃の発信の努力の結果、認知度が上がると、採用活動開始のアナウンスと同時に多数の応募者の獲得にもつながるでしょう。実際に、この記事を書いている私も、採用活動をサポートしていますが、とあるベンチャー企業の採用をSNSでアナウンスをした瞬間に、多数の応募が集まったという経験がありました。

④応募者の発信内容から人柄がわかる

採用において一番のポイントが、「カルチャーマッチ」ですよね。通常の採用活動の際も、面接の中で応募者の志向性を見極めるのが難しく、入社後に組織との親和性を判断せざるを得ない状況はよくありますよね。SNSを活用する選考では、応募者のSNSでの発信内容から人柄や嗜好性を知ることができるので、パーソナルな部分を参考資料にできる可能性もありますね。

SNSでの採用活動で気をつけておきたいこと

SNSでの採用活動、ソーシャルリクルーティングには、魅力的なメリットがある一方でデメリットもあります。ここでは、気をつけておきたいことを2点、ご紹介します。

SNSの運用は工数がかかる

SNSで単に採用情報を流すだけではあまり効果が得らません。日頃から更新頻度や更新時間などに気を配りながら運用していくことが必要です。読んでくれる人(フォロワー)を育てたうえで、ようやく発信が効果的に伝わるものです。こうした「手間」を考えると、ソーシャルリクルーティングは急ぎの採用には適していません。さらに、発信後のレスポンスの速さが信頼感の獲得にもつながるので、どうクイックに丁寧に対応するかも鍵となります。

会社としての発信は社会性が伴う

会社としての発言は社会的なものです。昨今、誹謗中傷や情報漏洩などSNSにまつわる社会問題が顕在化していますので、SNSを運用する立場になった時は、慎重にネットリテラシーを身につけた上で発信する必要があります。良かれと思って発信したとしても、会社としての発言なので、時に社会的信用にも影響を与えてしまいかねないこともありますので、投稿内容はひとりではなく、数名で確認しあうことも大切です。

SNS別の採用方法をご紹介

一般的に採用活動でよく使われるSNSと言えば、Facebook、Twitter、LINE@、Linkedinなどが挙げられます。それぞれのSNSの特徴と効果的な活用方法についてご紹介したいと思います。

①Facebookの特徴と効果的な活用方法

Facebookの強みは、専用のページを作成できること、また文字数の制限もなく写真や動画なども投稿できる点です。加えて、Facebook上で企業のページを作成すると、求人掲載機能があり採用ページを作成することができます。候補者側もダイレクトに応募ボタンを押すことができ、求人サイトと同じような手段でアプローチすることができるのです。求人掲載は無料のため、ソーシャルリクルーティングをテスト的に始めるもおすすめです。

②Twitterの特徴と効果的な活用方法

Twitterが持つ強みは、不特定多数のユーザーへの拡散力や、データを活用したユーザーの行動分析ができる点です。Twitterを活用した採用を行いたい場合は、採用担当一人で始めるよりも、自社の社員を巻き込み、みんなで発信をしていくことをおすすめします。まずは、自社についての発信量を増やし、フォロワーを獲得していきましょう。多くの社員が発信をすることで、「自由に発言ができる雰囲気」を与えることができ、また企業ブランドの認知拡大にもつながります。

③LINE@の特徴と効果的な活用方法

LINEの公式アカウントを使った採用も増えています。日本国内におけるLINEのアクティブユーザー数は2020年時点で約8400万人と、圧倒的な利用者数が強みです。LINEでは定期的に企業情報を配信できることはもちろん、採用フローにおいて業務過多になりがちな候補者との日程調整もスムーズに進めることができます。日常的に利用するツールだからこそ、メッセージ受信の見逃しも少なく、開封率が高いことも活用のメリットです。LINEは絵文字を取り入れることができるため、採用担当者と候補者の距離感が縮まるという利点もあります。

④LinkedInの特徴と効果的な活用方法

LinkedInは、なんと5億人を超えるユーザーが利用するビジネス特化型SNSです。ユーザーは自分のページに履歴書代わりとなるような自己紹介を記載し、業務で果たした成果・関わっているプロジェクトについて投稿することもできます。企業の採用側は、常に登録ユーザーの情報を見ながら直接アプローチができます。個人としては転職活動のツールとして活用できますし、企業側からはリクルーティングのツールとして、活用することができます。さらに、自社の投稿ページを充実させることができるため、世界中に自社情報を発信できるというメリットがあります。海外人材にも積極的にアプローチしたい企業には最適なツールです。

最後に

今回は、SNSを活用した採用手段について紹介しましたがいかがでしたでしょうか?本記事ではFacebook、Twitter、LINE@、LinkedInの4つのツールを取り上げましたが、それ以外にも様々なSNSが生まれています。それぞれのSNSの特徴ごとに、ブランディングも含めて何を発信するのか、どう伝えたら、リーチしやすくなるのかなどを検証してみるのおすすめです。リアルでの採用活動が減っている今こそ、新たな採用アプローチを取り入れてみるのもあるかもしれませんね。

 

Mayo

新卒で介護系事業会社で広告の営業活動を経験した後、大手人材紹介会社に転職。キャリアアドバイザーとして20代~30代を対象とした転職支援に従事。副業でWEBラ...

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